ロラゼパム(一般名:ロラゼパム、商品名:ワイパックス)は、代表的なベンゾジアゼピン系中間型抗不安薬です。即効性があり、不安や緊張を和らげる作用がありますが、依存リスクがあるため、慎重な使用が求められます。あくまで対症療法であり、疾患そのものを治療する薬ではありません。

ロラゼパムをはじめとする中間型抗不安薬は、服用後15分ほどで効果が現れ、約6時間持続します。そのため、頓服としても定期使用としても利用できます。しかし、長期使用により依存が生じる可能性があるため、医師の指示のもと適切に使用することが重要です。
ロラゼパムと同じ中間型の抗不安薬には、ブロマゼパム(レキソタン)やアルプラゾラム(ソラナックス)があります。さらに、作用時間がより短い短時間型の抗不安薬には、エチゾラム(デパス)やクロチアゼパム(リーゼ)などがあり、症状や目的に応じて使い分けられます。
ロラゼパムは主に以下の2つの方法で使用されます。
• 急な不安やパニック時にのみ服用する。
• 必要時に備えて持ち歩くことが推奨される。
• 頻繁に使用する場合は、抗うつ薬の調整や他の治療法を検討する。
• 1日1~4回、決まった時間に服用する。
• 効果が安定しやすく、調整がしやすい。
• 依存リスクがあるため、長期使用は慎重に行う。
①うつ病では、不安が強まると焦燥感が起こり、思考が休まらず、休息が妨げられることがあります。
②抗うつ薬(SSRIなど)は効果が出るまで2~4週間かかるため、その間の補助としてロラゼパムを使用することがあります。
③抗うつ薬が効果を発揮し始めたら、減薬またはより作用の長い抗不安薬への切り替えを検討します。
①パニック発作が起きた際に服用すると、約15分で症状が和らぐ。
②発作に備えて持ち歩き、必要時に服用できるようにする。
③症状が強い場合、初期は定期的に服用することもある。
④パニック発作を引き起こす状況に徐々に慣れる「脱感作法」の際にも、悪化に備えて携帯することがある。
①テスト前の強い不安など、短期間のストレス状況を乗り越えるために使用。
②抗うつ薬では効果が出るまで時間がかかるため、即効性のある抗不安薬が選択される。
③目標達成後は速やかに減薬し、依存を防ぐ。
①強い不安症状に対して、1日2~3回の定期使用を検討。
②ただし、長期使用による依存リスクがあるため、他の治療法も検討する必要がある。
ロラゼパムを長期間使用すると依存リスクが高まるため、以下の方法で依存を回避することが推奨されます。
o 深呼吸、瞑想、マインドフルネス、運動などを取り入れる。
o 長期的な不安改善を目指す場合、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ薬が推奨される。
o ロングアクティング(作用時間が長い)抗不安薬に切り替えることで、依存リスクを減らせる。

✔ ロラゼパムは代表的な中間型抗不安薬で、頓服・定期の両方で使用される。
✔ 即効性があり、「すぐに不安を抑えたい」ときに適している。
✔ 長期使用は依存リスクがあるため、使用頻度が増えたり長期間続く場合は、抗うつ薬や他の治療法を検討する。
✔ 薬以外のリラックス法や長時間型抗不安薬の利用も選択肢となる。
ロラゼパムは不安症状のコントロールに有効ですが、適切に使用しないと依存のリスクが伴います。
医師と相談しながら、自分に合った治療法を見つけることが大切です。