ギャンブル依存症とは

こんにちは!私はすぐ胃が痛くなります。

甘いものや辛いもの、特に理由がない時でも、突然胃が痛くなり、胃薬が手放せません。

病院で診てもらったところ、胃の一部が乾燥しているため

食べ物や飲み物がその部分に触れると痛みが生じるとのことです。

さて、胃薬が手放せない私が今回はお届けするテーマは「ギャンブル依存症」です。

これは一種の病気ですから、その深い理解を得るために、一緒に掘り下げていきましょう☆彡

ギャンブル依存症はこんな病気!

ギャンブル依存症とは、パチンコやスロット、競馬などのギャンブルにのめり込み

そこから抜け出せなくなる状態を指します。

2018年に施行された「ギャンブル等依存症対策基本法」では、ギャンブルにのめり込み

日常生活や社会生活に支障をきたしている状態を依存症と定義しています。

この病気が発症した場合、どのような脳内の変化が生じるのでしょうか?

ギャンブルで大きな勝利を手にすると

脳内で「ドーパミン」という快楽物質が大量に放出されます。

ドーパミンは快感や多幸感を引き起こし、やる気や行動意欲を形成します。

このため、ギャンブルに勝つことが快感となり

人は繰り返しその感覚を求めてギャンブルを続けたくなるのです。

しかし、ギャンブルを繰り返すことで脳は次第に鈍感になり

ドーパミンの分泌量が減少します。

その結果、もはや勝っても満足できなくなり、欲求は強くなりますが

ギャンブルをしても十分な快感を得られず、無限に繰り返し続けてしまうのです。

また、食事や趣味など

ギャンブル以外の刺激には驚くほど反応しなくなるという脳の変化もあります。

ギャンブル依存症に対する捉え方は時代とともに変化しています。

1990年にWHO(世界保健機関)が承認したICD-10(国際統計分類第10版)では

ギャンブル依存症は「病的賭博」とされ、衝動的な障害として位置付けられていました。

その後、2013年に発表された

DSM-5(アメリカ精神医学会の精神疾患診断・統計マニュアル)では

「ギャンブル障害」と命名され

ニコチンやアルコール、ゲームなどと並ぶ「依存症」の一形態として位置付けられました。

また、ギャンブル依存症は行動面の嗜癖(しへき)として

ICD-11にも引き継がれています。

依存症が進行することで、他の精神疾患を併発することも多いため、注意が必要です。

たとえば、双極性障害の躁状態にある人がギャンブルにのめり込むことがありますが

躁状態が改善するとギャンブル行動も収束することが多いです。

さらに、ギャンブルによる借金が原因でうつ病を引き起こすこともあります。

また、発達障害の一つであるADHD(注意欠陥・多動性障害)を持つ人にも

ギャンブル依存症が併発することがあります。

治療や予防においては、これらの併発疾患についても理解しておくことが重要です。

加えて、パーキンソン病の治療薬である

ドーパミン受容体作動薬(ドーパミンアゴニスト)の使用者が

ギャンブルに異常に夢中になる事例もあります。

これは薬剤が脳内のドーパミンに影響を与えるためで

薬を中止するとギャンブル行動が収まります。

ギャンブル依存症の検査・診断

ギャンブル依存症のスクリーニングには、アメリカで開発され

国際的に使用されている「SOGS(South Oaks Gambling Screen)」や

日本で開発された自己診断ツール「LOST」があります。

LOSTは、「Limitless(制限なし)」「Once again(再度挑戦)」「Secret(秘密)」

「Take money back(お金を取り戻す)」の4項目で構成され

2項目以上に該当すると依存症の危険度が高いとされます。

具体的には、以下の項目に関してチェックを行います。

  • Limitless: ギャンブルに予算や時間の制限を設けない、設けても守れない。
  • Once again: ギャンブルに勝った後、次のギャンブルにその勝ち分を使おうと考える。
  • Secret: ギャンブルをしていることを他人に隠す。
  • Take money back: ギャンブルで負けた後、すぐに取り戻そうとする。

診断時には、これらの項目を元に医師が患者に質問を行い、依存症の度合いを測ります。

ギャンブル依存症の治療法

ギャンブル依存症の治療には、主に「認知行動療法」が使用されます。

認知行動療法は、偏った認知や行動を修正し、患者が自由に考え

行動できるように手助けする心理療法です。

治療では、ギャンブルをしたくなる原因や

どんな時にギャンブルを我慢できるのか

患者自身の考え方や行動パターンを見直し、修正していきます。

認知行動療法は、可能であれば患者の家族と一緒に行うことが望ましいです。

これは、家族とのコミュニケーションの質を向上させ

ギャンブル依存症がさらに悪化するような行動を防ぐためです。

特に、家族が借金を肩代わりするような行動は

依存症を悪化させる可能性が高いので注意が必要です。

借金問題についても、弁護士などの専門家の助けを借りて整理していくことが重要です。

現在、ギャンブル依存症そのものに効果的な薬物療法は確立されていません

併発している精神疾患に対する薬物療法が必要な場合もあります。

最後に

ギャンブル依存症は、薬物療法がない病気であり、家族の支援や自己の意志の改善

そしてさまざまなアプローチが求められます。

依存症の人が苦しんでいる状況に対して、支援が必要であることは間違いありません。

そして、脳内で快楽物質であるドーパミンが放出されることで

ギャンブルが繰り返されるという仕組みも理解することが大切です。

依存症に苦しむ人々が少しでも立ち直れるよう、理解を深め、支援していきたいと思います。

これからも皆さんが健康に過ごせるよう、私自身も勉強を続けていきます。

それでは、またお会いできる日まで!