精神的な苦しみが重くなると、時に「死にたい」という思いが強くなり
最終的に薬を大量に服用してしまうこともあります。
精神的な痛みから解放されたいという切実な思いが、薬に頼る行動へとつながるのです。
しかし、過量服薬(OD)は本当に「楽になれる方法」なのでしょうか?
今回は、精神科でよく使われる薬の一つである「コントミン」を例に取り
その致死量や過量服薬が引き起こす影響について詳しく考察していきます。

コントミンは、抗うつ薬や抗不安薬として精神科でよく処方される薬です。
この薬は、患者の精神的な苦痛を和らげるために使用されますが、過剰に服用した場合
命に関わる状態に陥る可能性もあります。
コントミンの致死量について心配する方も少なくありませんが
実際にはコントミンの致死量は非常に高いことがわかっています。
コントミンの致死量は、動物実験で明らかにされています。
マウスを使った実験では、体重1kgあたり405mgのコントミンを服用した場合
半数が死亡するという結果が得られました。
これを人間に換算すると、体重50kgの人間が致死量に達するには
コントミンを20,250mg服用する必要があるという計算になります。
もしコントミンが100mg錠だとすると、20,250mg÷100mg=202.5錠となり
約203錠を服用しなければ致死量に達しないということになります。
実際には、ここまでの量を服用する前に、薬が効きすぎて強い眠気が生じ
眠り込んでしまうため、致死量に達する前に眠ってしまうケースがほとんどです。
このため、コントミン単独で過量服薬をしても、致死的な結果に至ることは稀です。
しかし、他の薬剤と一緒に服用した場合や、アルコールと併用した場合など
複数の要因が絡むと命に関わるリスクが高くなります。

もしコントミンを過量服薬してしまった場合、最も重要なのは迅速に対応することです。
最初にするべきことは、服薬した人の状態を確認し
その後すぐに適切な措置を取ることです。
過量服薬した場合、薬の影響で眠気が強くなることが多いので
まずその人を横に寝かせて、しばらく様子を見ましょう。
しかし、コントミンを他の薬剤と一緒に服用している場合や、症状が悪化している場合は
すぐに病院に連絡することが必要です。
特にアルコールを一緒に服用している場合は、嘔吐物が気道に詰まるリスクがあるため
注意が必要です。コントミン単独で過量服薬しても命に関わることは少ないものの
薬の種類や服薬したタイミングによっては注意が必要です。
様子が明らかにおかしい場合には
すぐに救急車を呼び、迅速に医療機関に運ぶことが最も重要です。

過量服薬によって救急搬送された場合、入院して治療を受けることが一般的です。
治療は、体内に残った薬を排出し、体調を安定させることを目的としています。
治療の流れとしては、まず点滴によって血液中の薬を薄め
体外に排出させる処置が行われます。
この時、尿道にカテーテルが挿入され、尿の排出が促進されることもあります。
また、過量服薬によって心臓のリズムが乱れることがあるため
心電図を用いて心臓の状態を常に監視し、異常が見られた場合には適切な薬が投与されます。
過量服薬から時間が経っていない場合には、胃洗浄や活性炭の投与が行われ
薬の吸収を防ぐことがあります。しかし、このような治療は非常に辛く
意識がぼんやりしている中で行われることもあり
患者にとっては非常に苦しい経験となることがあります。

過量服薬は、精神的な健康が不安定な時に多く見られます。
特に、以下のような時に過量服薬が引き起こされるリスクが高くなります。

過量服薬を未然に防ぐためには、以下のような方法が効果的です。
コントミンの致死量は非常に高いものの
過量服薬をした場合、眠気や心臓の不整脈など、非常に辛い思いをすることになります。
過量服薬を防ぐためには、薬の管理や定期的な通院が重要であり
家族や周囲の理解も大きな力となります。
万が一過量服薬してしまった場合には、冷静に迅速な対応をし
医療機関に相談することが最も重要です。
最後までご拝読いただき、ありがとうございました。